さて、今回はいよいよ世界が待ちに待った完結となるスターウォーズ・エピソードV/シスの復讐のレヴューです。
すみませんネタバレあると思います、そうしないといろいろ語るのに不都合なので。ですからそれでも構わない人だけ読んでいただくことをオススメします。
感想は、もちろん◎!期待以上の完成度の高さに唸ってしまいました。
僕は本シリーズ中最も好きな作品がエピソードX/帝国の逆襲だったのですが、結果本作がベスト1となりました。
ベスト1となり得た理由としては、作品自体の内容が最も濃く、さらに映像・サウンド全てにおいて群を抜いていると思ったからです。
新三部作の最終編でありながらクラッシック三部作の原点となる本作は、
●不本意ながらも自らとの葛藤の末ダークサイドに堕ちていくアナキン
●ダークサイドに堕ちたアナキンの子を身ごもり、失意の中絶命するパドメ
●師弟関係でありながらアナキンを”選ばれし者”として敬い続けたオビ=ワンの涙
さらに
●銀河中で実行されるジェダイの虐殺(僕がシリーズ中最も悲しいと感じるシークエンス)
●共和国の崩壊と銀河帝国の誕生
というように、とにかく「これでもか」というくらい全編悲しみに満ち満ちた作品となっています。
ルーカスの言う「全てがパズルのようにはまる」という最も重要な役割をする本作はいわゆる従来の”スターウォーズ”とは異なったテイストを持っていました。
それぞれのキャラクターが抱える苦悩や絶望感が痛いほど伝わってくる本作はとにかく五感をビシビシ刺激してきます。のっけからラストまで一気に走り込む感のある本作、シリーズ最長の2時間20分超えも全く気になりませんでした。それほど見応えたっぷりの傑作に仕上がってます。
さすが、30余年に渡り世界の映画ファンを魅了し続け、常に映画製作技術のトップランナーとして走り続けた”スターウォーズ”の完結編と感じました。
と、ここまでだととても暗くなりそうだと感じるかもしれませんが、そんなことはありません!もちろん”スターウォーズ”ですから本来のテイストも持ち合わせています(でないと僕も好きにはなりません)。
今やあらゆる作品でSFXは使用され、僕もイヤというほど特撮には慣れていますが、”それでも凄い”です!
●オープニングから展開するグリーバス将軍からのパルパティーン奪還での目もくらむほどの戦闘シーン
●チューバッカ達ウーキー族の住まう惑星キャッシークでの戦闘
●中盤でのクライマックスとなるグリーバス将軍とオビ=ワンの死闘(このシーンがまた壮絶で印象的ですね)
など、とにかく全編に渡って凄い迫力です!シリーズ中にもこれほどまでのスペクタクルシーンを散りばめた作品は無かったと思います。
さらに編集面でも最も”魅せる”作品でした、そういった意味で僕が最も気に入っているのはクライマックスとなる「オビ=ワン対アナキン」と「ヨーダ対ダース・シディアス」の死闘が並行して交互に描かれる部分です。ここから一気に駆け抜けるラストシークエンスは見事です、大作の貫禄を感じました。最後の40分くらいは息つく暇も無いくらいに緊張感が支配し強烈な印象を残します。
そんな素晴らしい完結編が待っていたとは正直予想しませんでした。そしてエンドタイトルが流れているのを見ながらキャッチコピーの「伝説は完結する」というフレーズを思い出し、なんか寂しさも感じました。
思えば僕がスターウォーズと出逢ったのは小学4年生の時でした、コカ・コーラのビンの王冠の裏にプリントされた劇中のシーンやキャラクター達を集める為に当時ゲップゲップしながらコーラを飲み続けました、親にねだって買ってもらったケナー社のフィギュア(今ほどカッコよくありませんでしたが)も懐かしいです、そして’99年に復活した新三部作での世界的な大フィーバーなど思い出がいっぱいです。
僕を含めてスターウォーズはたくさんの人に夢とロマンを与えてくれたと思います。
長い長い時を経て完結したスターウォーズはこれからも世代を超えて愛されていくでしょう。
そんなスターウォーズ。エピソードVが重要な役割をまっとうしてくれたおかげで僕の一生の宝物になりました。
ちなみにT&Uを久しく観ていない人は復習をオススメします。特に行く前に観てVを観るととても分かりやすく、特にアナキンの葛藤や悲しみもス〜っと入ってきて違和感なく受け入れられます。
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